遺伝子解析・検査受託サービスにおける解析データの納品手段として、オンライン納品を確立。ゲノムデータ等高いセキュリティが要求される基盤にAWSを採用。
AWS導入事例
タカラバイオ株式会社
遺伝子解析・検査受託サービスにおける解析データの納品手段として、オンライン納品を確立。ゲノムデータ等高いセキュリティが要求される基盤にAWSを採用。
2021
“AWS DataSyncによる高速でセキュアなデータ転送とAmazon S3の大容量ストレージの組み合わせにより、大型化が進むゲノムデータの納品をスムーズに実施する事が出来ました。
今後増える全ゲノムシーケンスを活用した個別化医療に向けて、AWSを活用した解析プラットフォームの構築を進めていきます
吉良 聡 氏
タカラバイオ株式会社 製品開発センター 次長
ビジネス要件
• 「遺伝子解析・検査支援サービス」の受託サービスにおいて、データ納品をメディア媒体で提供しており、ナショナルプロジェクトならびに製薬企業ユーザーに対して、スピードとセキュリティ、データの大型化が課題となっていた
• 海外のお客様にも広く利用いただくための納品手段の検討が求められていた
AWSを選択した理由
• AWSアカウントをまたいで(クロスアカウント)Amazon S3間コピーをすることで、セキュリティを確保したデータ授受環境を短期間でリリースできる
• 解析データの納品時にのみ利用できるためコスト最適化が図れる
• AWSグローバルリージョン利用のお客様でも提供できる拡張性
AWS導入後の効果と今後の展開
• メディア媒体を使用した納品と比較し、作業負担が3分の1に軽減
• 納品スピードも約2倍に向上
• データ送付時のセキュリティレベルの設定をエンドユーザーと共同で設計可能
• 多様な遺伝子解析や創薬研究支援のニーズに応えていくサービスプラットフォームをAWSと共に検討したい
カスタマープロフィール:タカラバイオ株式会社
寳酒造(株)(現 宝ホールディングス(株))のバイオ事業部門としてスタート。「遺伝子治療などの革新的なバイオ技術の開発を通じて人々の健康に貢献する」という企業理念のもと、コア事業である「研究用試薬・理化学機器事業」と「CDMO事業」を通じ、バイオ創薬基盤技術開発を進め、新モダリティ(治療法)を継続的に創出する創薬企業。
● 業種:化学、バイオテクノロジー
● 従業員数: 1,517名(2020年9月30日現在)
ご利用中の主なサービス
● Amazon S3
● AWS Direct Connect
● AWS DataSync
● AWS KMS